甲斐善光寺

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更新日:
 2016年2月3日




◎甲斐善光寺(2014年10月10日)
 甲斐善光寺(かいぜんこうじ)は、山梨県甲府市善光寺にある浄土宗の寺院です。山号は定額山(じょうがくざん)で、正式名称は、定額山浄智院善光寺(じょうがくざんじょうちいんぜんこうじ)です。長野県長野市にある善光寺をはじめとする各地の善光寺と区別するため、甲斐善光寺(かいぜんこうじ)と呼ばれています。これ以外にも甲州善光寺(こうしゅうぜんこうじ)や、甲府善光寺(こうふぜんこうじ)とも呼ばれています。
 甲斐善光寺は武田信玄が、川中島の合戦の折、信濃善光寺の焼失を恐れ、弘治元年(1555年)に本尊三国伝来阿弥陀如来をはじめとして、諸仏寺宝類をことごとく佐久郡禰津村に移しました。その年の8月には上杉軍の本拠となっていた善光寺は炎上し、その後も、甲越両軍の衝突が起こったため、信玄は安全な場所に善光寺如来を奉遷することを決意し、その地を、善光寺建立の大檀那、本田善光公を葬送した地である板垣の郷に定めました。
 永禄元年(1558年)、善光寺大本願第三十七世智冠鏡空上人以下僧徒堂衆に至るまで、一山ことごとく信濃より迎えました。一行は上条村法城寺に到着、翌年、仮屋を建て、永禄8年(1565年)に金堂が落慶しました。
 ところが天正10年(1582年)武田氏は滅亡してしまいます。そして織田信長によって、本尊は岐阜に奉遷されましたが、本能寺の変によって織田信雄により尾張甚目寺へ移座させられます。その後、徳川家康が請受し、遠江鴨江寺に遷座させられます。その家康の夢枕に善光寺如来が立ち、一旦、甲府に帰座することとなりました。
 慶長2年(1597年)、豊臣秀吉は地震で崩壊した方広寺大仏の替りに、生身阿弥陀如来像勧請を決意しました。壮麗な行列によって入洛したものの、翌年、秀吉の病によって信州に帰仏しました。甲府では、本尊の信州への動座によって、新たに前立仏を本尊とし、供僧を組織再編しました。残された諸仏寺宝類を護持し、本坊三院十五庵三坊を有する大寺院として、浄土宗甲州触頭を勤めるようになりました。
 しかし、宝暦4年(1754年)、門前の失火によって堂塔すべて烏有に帰しました。再建勧進のため、中興癡誉寿看上人、性誉霊海上人が奔走しました。三十余年の歳月を経て、寛政8年(1796年)に現在の金堂が竣工しました。単層裳階付二重の撞木造(しゅもくづくり)で、正面梁行き23.6m、正面屋根幅30.8m、側面桁行38.0m、総奥行49.1m、総高27m、建坪310.8坪という、東日本最大級の木造建築物です。
 1957年(昭和32年)より5年間にわたって大修理が行われ、現在の姿になっています。なお、建築厨子と棟札は重要文化財附として指定されています。正面厨子床下には、本尊善光寺如来と結縁するための戒壇廻りがあり、信徒の拝観が絶えません。
 甲斐善光寺の御本尊は、建久六年(1195年)、尾張の僧、定尊が、秘仏である信濃善光寺の前立仏として造立したものです。定尊は、如来の夢の告げを得て勧進に行脚し、四万八千余人もの寄進を得たといわれます。本像は、いわゆる一光三尊式善光寺如来像の中では、在銘最古、かつ例外的に大きな等身像として著名です。善光寺の御本尊は、仏教伝来とともに将来された、生身すなわち、実際に生命が宿っている霊像として深く信じられておりました。しかし、絶対の秘仏のため、拝むことはできません。そこで、鋳造されたのが、本像であると考えられ、文化史的にもたいへん貴重な存在といえます。





・金堂
 武田信玄が建立した七堂伽藍は、宝暦四年(1754年)、門前の失火により、灰燼に帰してしまいました。現在の金堂、山門は、寛政八年(1796年)に再建されたものです。
 金堂は、善光寺建築に特有の撞木造(しゅもくづくり)とよばれる形式で、総高27m、総奥行49mの大きさで、東日本最大級の木造建築物です。金堂下には、「心」の字をかたどる、お戒壇廻りもあり、鍵を触れることによって、御本尊様と御縁を結んでいただけます。
 金堂中陣天井には、江戸の希斎という画家による巨大な龍が二匹描かれています。この部分だけは吊り天井となっており、手をたたくと多重反響現象による共鳴が起こります。これをいわゆる「鳴き龍」と呼びますが、甲斐善光寺の鳴き龍は日本一の規模を持ち、参拝者に親しまれています。
 金堂は、重層建築の山門とともに重要文化財に指定されています。



・山門
 宝暦4年(1754年)、金堂と同時に焼失した山門は、明和4年(1767年)上棟供養が行なわれています。時期は不明であるものの、金堂よりは先に完成したと考えられています。重層の楼門で、桁行16.88m、梁行6.75m、屋根幅22.9m、棟高15mです。和様と唐様を折衷した本格的な大建造物です。棟札も重要文化財附として指定されています。1959年(昭和34年)8月14日の第7号台風で倒壊しましたが、翌年、修理を着工し、1962年(昭和37年)3月、金堂と同時に竣工しています。



・善光寺寺務所
 住所:山梨県甲府市善光寺3-36-1
 電話:055-233-7570
 拝観受付時間:9時〜16時30分
 駐車場:有
 アクセス:JR、身延線善光寺駅から徒歩7分



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