天ぷらのお話

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更新日:
 2009年10月11日






◎天ぷら

 天ぷらを知らない日本人はいないと思いますが、天ぷらのルーツは、はっきりしていないようです。16世紀後半頃、南蛮貿易をしていたポルトガル人から長崎に伝わったのが初めだというのが、一般的に言われている説です。その後、江戸時代に魚を中心とした「江戸前の天ぷら」が発展し、現在の形になっていったようです。
 ただ、「天ぷら」の語源については、諸説、あるようです。ポルトガル語には、「temperar:調味料を加える、油を使用して硬くする」、「tempero:調味料」、「temporas:斎時、斎日」、「templo:寺院」など、似たような音の言葉がたくさんあり、どのような経緯で「天ぷら」になったかが分かっていないようです。また、スペイン語にも似たような言葉があり、ポルトガルなのか、スペインなのかも、本当のことは分かっていないようです。「天麩羅」は後世の当て字で、江戸時代の戯作者、山東京伝の創出という説もあるそうです。
 江戸時代は、「天ぷら」と言えば、「魚介類を素材として揚げた料理」のことで、野菜類を素材として揚げた料理は「精進揚げ」と呼んで、区別されていたそうです。江戸時代の天ぷらは、屋台で食べることができる、庶民の料理として幅広い人気をもった料理だったようです。
 伝統的な江戸前は、炒った胡麻油を使い、衣は厚く、歯ごたえがあり、香ばしい色に揚げます。天つゆや大根おろし、生姜などは、魚の臭みを消し、油を切る目的で足されていったようです。一方、関西風は、菜種油などで揚げ、塩で食べることが特徴と言われています。
 天ぷらは、一年中、美味しい料理ですが、春には白魚、わかさぎ、山菜など、晩春には若鮎、梅雨入りの頃はキス、夏はめごち、アワビなど、秋には茄子や、シイタケなどのキノコ類、冬には穴子、ホタテ、根菜類など、季節ごとの旬の食材が美味しい料理です。





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