静岡おでんのお話

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更新日:
 2008年9月18日






◎静岡おでん(静岡)

 おでんは、漢字で“御田”と書き、「田楽」と言う食べ物が由来だそうです。室町時代、豆腐に味噌を塗って焼く「田楽豆腐」が巷で流行したそうです。豆腐を串に刺した形が、田楽法師が一本竿の竹馬に乗って舞った「田楽舞」に似ていることから、「田楽」と呼ばれたようです。
 江戸時代になると、コンニャクや里芋なども串に刺して焼いたものを全て「田楽」あるいは、女ことばで「おでん」と呼んだようです。つまり、「おでん」とは、焼き物だったのです。
 明治時代でも味噌風味の焼きおでんが主流だったようですが、その後、徐々に煮込みおでんが生まれ、広まっていったようです。現在では、東京の関東風のほか、関西では大阪、京都、神戸など、場所によって作り方や、味など、全く違うものになっています。
 そのような様々なおでんがある中で静岡県静岡市のおでんは、「しぞーかおでん」として、一時期、有名になりました。しぞーかおでんは、濃口醤油を使って、牛スジ肉でダシを取った黒いつゆを使用しています。見た目が、普通(?)よりも黒い色に見えるのだそうです。具の中で特徴的なのは、黒はんぺん。何しろ、「黒ハンペン」は、静岡の名産なのです。それ以外の具は、どこのおでんにもある具を使っていますが、全ての具に竹串を刺して煮ていることがまた、特徴かもしれません。さらに、食べる時には、これらの具の上に「だし粉」と呼ばれる魔法の粉をかけて食べるのです。これは、イワシの削り節や鰹節、青海苔、海苔などを混ぜたものです。
 静岡御田は、1年中、食べられます。関東地区では、コンビニエンスストアが夏の終わりに「おでん、はじめました」なんてのぼりを立てますが、基本的に秋から春先までしか食べないと思います。しかし静岡では、おでんは1年中食べているのです。しかも、駄菓子屋さんで、普通におでんを売っているのです。子供達が学校帰りのおやつに食べていたり、市営プールの脇にある駄菓子屋さんで、冷えた体を温めるために、真夏におでんを食べたりしています。
 最近の値段は分かりませんが、30年くらい前の駄菓子屋では、はんぺん、なると、すじ、コンニャクなどが1本、10円~20円、ウインナー(魚肉ソーセージを縦に半分にしてあった)が20円~30円、玉子が50円で売られていたと思います。
 JR静岡駅から徒歩10分くらいの場所、静岡市の中心街には「青葉おでん街」なるところもあるようです。静岡に行った際には、是非、一度、しぞーかおでんを食べてみてはいかがでしょうか。






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