おでんのお話

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更新日:
 2010年10月27日






◎おでん

 おでんは、漢字で“御田”と書き、「田楽」と言う食べ物が由来だそうです。室町時代、豆腐に味噌を塗って焼く「田楽豆腐」が巷で流行したそうです。豆腐を串に刺した形が、田楽法師が一本竿の竹馬に乗って舞った「田楽舞」に似ていることから、「田楽」と呼ばれたようです。
 江戸時代になると、コンニャクや里芋なども串に刺して焼いたものを全て「田楽」あるいは、女ことばで「おでん」と呼んだようです。つまり、「おでん」とは、焼き物だったのです。
 明治時代でも味噌風味の焼きおでんが主流だったようですが、その後、徐々に煮込みおでんが生まれ、広まっていったようです。「調理用語辞典(財団法人全国調理師養成施設協会編、調理栄養教育公社)」には、江戸後期にコンニャクを焼かずに醤油で煮込むようになり、やがて他の材料も入れるようになったと書かれています。
 明治20(1887)年に創業した「呑喜」(東京、本郷)の創業者は、鉄鍋で煮る汁気の少ない当時のおでんを汁気たっぷりにして煮込み、「改良おでん」と名付けて売り出したそうです。近くに東京帝国大学(現在の東京大学)があり、一高(旧制第一高等学校)の寮や下宿が多かったこともあって、学生でにぎわったそうです。
 江戸時代の煮込みおでんが、明治時代に汁気が多いおでんに変わり、大正時代に関西に伝わったようです。関西では、それ以前にあった「田楽」と区別するために「関東煮(かんとだき)」と呼ばれるようになったようです。ただ、関東から来たから「関東煮」なのではなく、中国の広東の人達の煮もの料理を真似して作った「広東炊き(かんとんだき)」だと言う説もあり、「かんとだき」の語源は、はっきりしていないようです。
 現在では、東京の関東風のほか、関西では大阪、京都、神戸など、場所によって作り方や、味など、全く違うものになっています。





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