骨付鳥

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更新日:
 2016年6月19日






◎骨付鳥(香川県丸亀市)(2016年6月19日)
 骨付鳥(ほねつきどり)は、鶏の骨付きモモ肉を焼いた香川県丸亀市のご当地グルメです。塩、コショウとニンニクで下味付けした鶏モモ肉をオーブン窯で焼いた料理です。1952年(昭和27年)10月24日に丸亀市通町にて創業した居酒屋「一鶴」の創業者である近藤定市、田鶴子夫妻が、ハリウッド映画に出てきたローストチキンをヒントに試行錯誤をして1953年(昭和28年)から売り出した料理です。60年以上の時を経て、丸亀市では単なるご当地グルメではなく、地元の伝統料理として認識されているようです。
 窯で蒸し焼きにした骨付鳥は、皮がパリッと香ばしく、かぶりつくと肉汁があふれ出ます。見た目にも重量感がある料理で、骨を持ってかぶりついて食べる贅沢感とスパイシーな味が評判になったそうです。
 この骨付鳥には親どり(通称、おや)と雛どり(通称、ひな)の2種類があります。「おや」は、肉質が少し固く、しかっりとした歯ごたえが特徴的です。噛み応えがあり、噛むほどに鶏肉の味を味わうことができ、通好みといわれています。一方の「ひな」は肉質が柔らかく、ふっくらとしたお肉の柔らかさを楽しむことができます。
 また、骨付鳥には、生のキャベツが付け合せとして出されます。このキャベツは、お皿に焼き落ちた肉汁をつけて食べるのだそうです。また、この肉汁は、おにぎりにつけて食べるのも良いそうです。
 この骨付鳥の美味しさが評判となり、献立に取り入れる店が増え、現在では丸亀市内で20軒余り、香川県内全体では80軒以上もの店があるそうです。お店の形態も、骨付鳥の専門店のほか、メニューの一つとして骨付鳥を出す居酒屋や焼き鳥店などがあります。
 このように店の数が増えたのは、香川県が全国屈指の養鶏県であったことも一因のようです。各店それぞれ、味付けや焼き方に特徴があるので、食べ比べするのも楽しいと思います。ただし、骨付鳥は、各お店が焼きたてを提供するのにこだわるため、注文してから少し(最低でも10分以上)、時間がかかるのが特徴です。このため骨付鳥を食べる場合は、最初に注文しておくことが重要です。
 骨付鳥発祥の「一鶴」は1988年には丸亀市外への初出店として高松市鍛冶屋町に高松店をオープンしました。その後、2001年には県外進出の第一歩として横浜駅西口に店舗を展開、2006年には大阪に心斎橋店を、さらに2008年には大阪に西梅田店をオープンしました。この店舗展開によって、香川県の名物の1つとして知名度が高まっていきました。
 丸亀市では、この骨付鳥をご当地グルメとして全国に広める活動を行うようになりました。2005年(平成17年、酉年)には丸亀市商工観光課が、丸亀名物の骨付鳥のお店を紹介したマップ「骨付鳥をもっと極める」を作成しました。当時、丸亀市内には骨付鳥の店が21店舗あり、全ての店が紹介されています。
 現在では、丸亀市産業振興課が骨付鳥のマスコットキャラクター「とり奉行 骨付じゅうじゅう」というものを創り、骨付鳥のPRをしています。また、公式ガイドブック「骨付鳥大百科」を作成し、観光案内所などで配布しています。



     一鶴の骨付鳥、おやどりです。(店員さんに切ってもらっています。)



     こちらは一鶴のひなどりです。差が分かりますでしょうか。



     こちらは別のお店のひなどりです。



     こちらもひなどりです。



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