玉子のお話

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更新日:
 2009年10月11日






◎玉子
 玉子と言えば、鶏の卵のことです。一般的に、料理には「玉子」を使い、卵そのものを指す時には「卵」の字を使うようです。
 この「卵」の親である鶏の祖先は、東南アジアの熱帯圏に生息する赤色野鳥で、紀元前5000年前後に中国やインドで家畜として育てられ、その後、世界中に広がっていったと言われています。
 卵の最古の記録は、紀元前1500年頃にエジプトの古文書に、「鶏が毎日、産卵した。」という記述があるそうです。本来、毎日、産卵することがない鶏に対して、品種改良を行った結果の記録であると考えられています。
 日本には、弥生時代の前期頃、中国大陸から朝鮮半島を経由して渡来したと言われています。「古事記」には「鳥取部、鳥養部を定めた」という記述があり、養鶏が重要な国家事業であったことがうかがわれます。当時、卵は、主に薬として食べていたようです。
 江戸時代になると、「卵売り」も現れるようになりましたが、非常に高価で、病気の時にしか食べられないような貴重な食べ物だったようです。
 現在のように、誰もが気軽に食べられるようになったのは、昭和30年以降のことです。冷蔵庫の普及と、栄養への意識の変化、食生活の欧米化などに後押しされ、「安価で栄養価の高い理想的な食材」として急速に広がって行きました。
 卵に含まれている栄養素は、タンパク質、脂質、カルシウム、ナトリウム、リン、鉄、亜鉛、ビタミンA、B1、B2、D、E、ナイアシンなど、非常に多いです。人間に必要な栄養素をまんべんなく含んでいる食品です。卵のタンパク質には、必須アミノ酸をバランス良く含まれており、非常に優れた食品です。
 必須アミノ酸の1種であるメチオニンは、肝臓がアルコールを分解する時に必要な成分であるため、卵は二日酔いの薬になるとも言えます。
 また、卵黄の脂質に含まれているコリンは、体内に入ると記憶や学習に関係が深い神経伝達物質であるアセチルコリンを作るため、認知症の予防や改善に効果があると期待され、研究がおこなわれています。このコリンにはコレステロールや中性脂肪の量を適正に保つ働きがあるため、毎日、卵を食べることは、健康に非常に良い効果がありそうです。





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