豚丼のお話

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更新日:
 2009年6月18日






◎豚丼(帯広)

 1998年頃の話ですが、北海道の帯広駅に行ったら、「名物 豚丼」と書かれたのぼりが沢山、立てられていました。当時、「豚丼」というものを見たことも、聞いたこともなかったので、わくわくしながら、お店に入って注文しました。
 見た目は、ただ普通の豚肉を醤油ベースのタレで焼いて、御飯の上に乗せただけのものでした。肉は、生姜焼きなどにする豚肉より、もう少し厚く切ってあって、逆に大きさは、少し小さめにしてあって、御飯と一緒に食べやすく、かつ豚肉の美味しさが十分に味わえるように仕上がっていました。
 豚丼は、帯広を中心とした十勝地方の名物で、砂糖醤油をベースにした甘辛いタレで焼き上げた豚肉が特徴です。この豚丼は、1933年(昭和8年)に帯広市にある食堂「ばんちょう」の創業者、阿部秀司さんが考案したそうです。
 その後、帯広に行くこともなく、豚丼を食べる機会がなかったのですが、2003年12月、アメリカのBSE問題によって牛肉が調達できなくなった牛丼チェーン店が「豚丼」なるものを販売しました。そこで、私も懐かしく思い、久しぶりに豚丼を食べてみようと思って、某有名チェーン店で豚丼を食べたのです。しかし、非常にがっかりしました。帯広の豚丼とは似ても似つかない、全く別の料理だったのです。肉は薄く、味も薄く、とても美味しいものではありませんでした。はっきり言えば、まずかったです。二度と、その店の「豚丼」は食べないと思いましたし、その後、全く食べていません(数年前ですから、すでに味付けなど変わっているかもしれませんが)。
 しかし、大手のチェーン店が、すでにある商品、食品と同じ名称を使うのは、良くないと思います。登録商標でないだとか、そんなことを言う必要はないと思います。しかも、もともとある帯広の豚丼の方がはるかに美味しいのです。これは、帯広の豚丼の名を貶める行為です。少なくとも、大手企業であれば、そういうことをしないように気をつかうべきだろうと思います。







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