丁子屋

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更新日:
 2012年2月5日



◎丁子屋(ちょうじや)(2011年8月15日)
 丁子屋は慶長元年(1596年)に創業した400年以上の歴史を持っている「とろろ汁」の老舗です。丁子屋があるのは静岡市の丸子(まりこ)という場所(静岡県静岡市駿河区丸子)です。この丸子(元は、「鞠子」)という場所は、東海道五十三次の宿場で、品川宿から数えて20番目の宿場町「丸子宿」として古くから栄えたところです。
 この地には、自然薯が成育していて、薬や食料として用いられ、地元の人々の栄養源となっていたそうです。1596年(慶長元年)にこの宿場町の茶屋として丁子屋平吉が「丁子屋」を開いたのが丁子屋の始まりです。当時は、自然薯が採れる時期にだけ旅人にとろろ汁をふるまっていたのが、丁子屋のとろろ汁の起源だそうです。
 江戸中期の俳諧集「猿蓑(さるみの)」(1691)に「梅若菜まりこの宿のとろろ汁」という松尾芭蕉の句があります。これが当時の旅人に強い印象を与え、鞠子の名物として有名になっていったようです。
 駿河(鞠子がある静岡市は「駿河の国」です。)には「カラスは鍛冶屋でかねたたき、とんびはとろろのお師匠さん」というわらべ歌があるそうです。大空をゆったりとゆっくりと輪を描いて飛んでいるとんびのように、ゆったりした気持ちで、ゆっくりとすり潰すと美味しいとろろ汁ができる、という唄だそうです。
 駿府(現在の静岡市)、府中に生まれた十返舎一九は、1802年頃に刊行した「東海道中膝栗毛」の鞠子のシーンで、とろろ汁を描いています。先ほどのわらべ歌を念頭においたと思われる「けんかする夫婦は口をとがらして、とんびとろろにすべりこそすれ」という狂歌を弥次さん、喜多さんが残しています。これは、宿場の夫婦が喧嘩しながら作ったとろろ汁を庭にぶちまけてしまい、とろろの師匠であるとんびも滑ってしまったというシーンです。
 また、安藤広重(歌川広重)が1834年に完成させた「東海道五十三次絵」では、上述の松尾芭蕉の句や十返舎一九の話を念頭においていたと思われ、とろろ汁屋の軒先には梅の花が咲いていて、弥次さん、喜多さんのような旅人2人組がとろろ汁を味わっている姿が描かれています。
 とろろ汁は、ヤマノイモなどをすりおろして、濃い口の味噌汁で薄めた料理です。ヤマノイモは、野生の自然薯(じねんじょ)と呼ばれるものです。しかしながら、現在、とろろ汁に用いられているのは、栽培種のナガイモだそうです。ナガイモは、形状などによって大和薯、豊後薯、いちょう薯など、数種類の品種があるようです。
 現在は13代目当主、柴山馨さんが伝統の味を受け継ぎ、守っています。丁子屋は丸子橋のたもとにあり、茅葺き屋根の古民家をそのまま利用した趣のある店構えです。店内には安藤広重の大作「東海道五十三次」が壁一面に並ぶ大広間「広重」をはじめ、ゆかりのある人物の名前をつけた和室があります。また、江戸時代の旅道具の数々や、芭蕉、一九、広重にまつわる版画や掛け軸などが展示された歴史資料館もあり、江戸の空気を肌で感じることができる場所です。
 看板料理は土つくりからこだわった、自然薯を使った滋味豊かな「とろろ汁」です。土づくりからこだわった滋味豊かな自然薯と自家製味噌と自家削り節で作る味噌汁、そして玉子を合わせて仕上げてあります。



     茅葺き屋根の店構えです。



     「鞠子宿」とあります。



    正面から見ると、こんな感じです。



     大通りの方には、こんな看板があります。



     お店の中です。



     こんなものもあります。



     自然薯です。



     天井付近に東海道五十三次の絵が飾られています。







     こんな感じです。



     麦飯です。



     とろろ汁です。



     こんな感じでいただきます。

・丁子屋(http://www.chojiya.info/jp/)
 住所:静岡県静岡市駿河区丸子7-10-10
 TEL:050-5872-3165 (予約専用番号)
    054-258-1066 (お問い合わせ専用番号)
 営業時間:11:00〜19:00
 定休日:木曜日
 駐車場:有
 アクセス:静岡駅北口からバス7番線藤枝駅行き、丸子橋入口下車、徒歩1分
      安倍川駅から2,567m
 席数:270席


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